【朗報】ハイボールは糖質ゼロ!ただし割り方に要注意
- 糖尿病について
ハイボールは糖質ゼロでヘルシーなイメージがあり、人気があるお酒です。
ビールよりも太りにくい、と聞いたこともあるのではないでしょうか。
お酒が好きだけど、糖質制限やダイエットを意識している人にとって、ハイボールは魅力的な選択肢かもしれません。
この記事では、ハイボールの糖質についてや、飲み方の注意点などについて解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
ハイボールはウイスキーを炭酸水で割ったお酒
ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割ったお酒です。
好みでレモン果汁などを加えることもありますね。
ウイスキーは小麦やトウモロコシ、ライ麦などの穀物を原料にした蒸留酒です。
ちなみに、ウイスキーではなく、ジンや焼酎を使って作る場合は、「ジンハイボール」や「焼酎ハイボール」と呼ばれます。
また、ウイスキーをジンジャーエールやコーラで割るカクテルも、ハイボールの一種として広まっています。
しかし、ハイボールといえばウイスキーを炭酸水で割ったものが一般的ではないでしょうか。
ウイスキーの独特な香りであったり、アルコール度数が高いために苦手にされている人も多いですが、炭酸水で割ることで、爽やかでさっぱりとした味わいを楽しむことができますよ。
そもそもウイスキーには糖質がない
ハイボールは、ウイスキーを炭酸水で割った飲み物ですが、100mlあたりの糖質はゼロになります。
なぜかというと、ウイスキーは蒸留酒で、アルコールを発酵させる段階で、糖質が取り抜かれているからです。
糖質制限をしている方は安心して、ハイボールを楽しむことができますね。
しかし、アルコール自体にカロリーが含まれており、ハイボール100mlあたりは47kcalとなります。(ハイボールの黄金比と言われている1:4の割合で割った場合)
そのため、糖質ゼロだからと言って飲み過ぎは肥満につながるので注意しましょう。
炭酸水以外で割る場合は要注意
ウイスキーを炭酸水で割るハイボールは糖質もなく、さっぱりと楽しめます。
ウイスキーの独特の味が苦手な人でも、「コークハイ」や「ジンジャーハイ」などのように、甘いコーラやジンジャーエールで割れば飲みやすくはなりますが、これらの清涼飲料水にはカロリーや糖質が多く含まれています。
そのため、糖質制限やダイエットを意識している人には、やはり無糖の炭酸水で割ったハイボールが最適ではないでしょうか。
ヘルシーな選択肢としては、シンプルにウイスキーを炭酸水で割り、レモンやライムを加えると爽やかな香りが楽しめます。
また、無糖のお茶を使った緑茶ハイや紅茶ハイ、ウーロンハイなどもおすすめです。
ウイスキーをお湯割りを楽しむ人もいるので、自分にあった飲み方を探して、いくつか試してみるとよいでしょう。
ハイボールと一緒に食べる料理にも注意
ハイボールは糖質ゼロなのですが、一緒に食べる料理には注意が必要です。
辛口のハイボールは、お酒のおつまみとも相性が良いのですが、定番と言われるから揚げやフライドポテトは油で揚げてあるため、脂質が多くなってしまいます。
また、ピザやチャーハンであれば炭水化物が多く、糖質もたくさん含まれています。
そこで、刺身や冷奴、野菜をたっぷり使ったサラダなど、なるべく糖質が少ない料理を選ぶのがよいでしょう。
他にも、焼き鳥は甘辛いタレの味付けではなく、塩味のものを選ぶ工夫などを取り入れるのもポイントです。
また、糖質が少ないおつまみとしては枝豆がおすすめです。
枝豆は高タンパク質で食物繊維も豊富なため、お酒のお供には最適です。
食物繊維はアルコールの吸収をゆっくりにしてくれますし、枝豆にはカリウムが含まれているので、浮腫みを予防してくれる効果もあります。
こうしたアイディアを組み合わせることで、よりヘルシーにハイボールを楽しむことができます。
お酒を飲む際は、一緒に食べる料理にも少しだけ意識を向けて、美味しさと健康を両立させましょう。
糖質制限をしている人におすすめ
ハイボールは糖質がゼロなので、太らないお酒とまでは言えなくとも、飲み方に気を付ければ太りにくいお酒と言えます。
糖質制限を意識している人でも気軽に楽しめるのではないでしょうか。
味わいもさっぱりとしていて、ビールが苦手な人にも人気があります。
ただし、糖質がゼロであっても、アルコール分にはカロリーがあるので注意が必要です。
過度な飲み過ぎは控えて、健康にも肝臓や臓器にも優しく、適度な飲み方を心がけてください。
また、身体の不調は飲酒以外の要素も影響していることが多いので、糖質制限やダイエットを考えている場合は、生活習慣全体を見直すことも大切です。
バランスの取れた食事や定期的な運動も取り入れて、健康的な生活を目指しましょう。
この記事の執筆監修者
管理栄養士 小園 幸
■プロフィール
神奈川県出身。
子供の頃から「食」と「運動」に興味があり、人の健康に関わりたいという想いから栄養士を目指す。
栄養士専門学校を卒業後、実務経験を経て管理栄養士免許取得。
現在は、痩身教室での食事指導や特定保健指導、コラム執筆などに従事。