人見クリニック
糖尿病に対する医院の治療方針とは?
当院の檮木 治 院長は脳神経外科専門医、檮木 優哉 副院長は循環器内科専門医ということで、お互い「血管障害」という疾患の診療が多く、その点で様々な共通点があります。
院長は、脳神経外科の専門医として手術を3000例ほど行い、現在に至りますが、脳卒中の背景にある病気はやはり「糖尿病」「高血圧」「脂質異常症」などの生活習慣病です。
脳出血などの脳卒中を発症してしまうと、一命を取り留めてもその後にとても辛い生活を送らなくてはいけなくなります。患者さんにはなるべくそういった病気を発症してもらいたくないという気持ちが強くなり、開業を機に「予防が最も大切」と思い至りました。
副院長担当の循環器内科は、特に心臓・冠動脈疾患という部分にフォーカスを当てています。その中で、糖尿病は動脈硬化に対する影響が大きいので、動脈硬化を進ませないということが一番大事です。糖尿病自体は自覚症状がなく、検査で引っかかってしまったが治療をしていないという方が多いようです。
患者さんに糖尿病という病気自体を理解してもらうところから始めて、最終的には、心筋梗塞など命に係わる病気に繋がることを未然に防ぐことが目標となります。そのため、早めに適切な治療を開始して、患者さんの理解を伴って一緒に治療をしていくことが一番大切です。
当院のコンセプトのひとつが「血管障害をしっかり診る」ということで、それにより脳梗塞や心筋梗塞、血管の病気を未然に防ぐということが主体となります。癌とは違い、血管障害は基礎疾患をしっかりコントロールすると非常に予防効果が高くなるので、患者さん自身の努力と医師・看護師・栄養士などの医療者側のサポートにより良い方向へ導くことができる病気だと思います。
糖尿病を患う患者さんとの向き合い方とは?
糖尿病や慢性疾患という病気は、癌のように「この時点で治った」という病気ではなく、何十年と長い間付き合っていく病気のため、治療を継続していくことが理想です。途中で治療を辞めてしまうこと、辛くて断念してしまうことは一番良くないことです。治療に対してマイナスなイメージを持たれると治療の継続が難しくなってきます。
患者さんがよくわからないまま治療していると、やらされている感や、薬を飲まされている感が強くなり、治療の継続が困難になってしまいます。食事療法や運動療法などに取り組む意味を患者さんに理解してもらい、私が治してあげるというよりも、一緒に治していくという意識になるように心がけています。
病気を挟んで患者と正面で向き合うよりも、病気の方向に一緒に向いて治療していくイメージを持つようにしています。それが正しい向き合い方だと思っています。
糖尿病を抱える患者さんへのメッセージを聞かせてください
最近、糖尿病は一般的に「なったら大変」というイメージがついていると思います。初期は自覚症状に乏しいため、健康診断などで気付かれる方がほとんどだと思いますが、早めに病気に対して向き合えることは人生においてラッキーなことです。
早めに対処していけば、最終的に患者さんの利益になることは間違いありません。早期に見つかったことをプラスに捉えてほしいと思います。最近の糖尿病治療はとても進化しています。一緒に治療していきましょう。
医師のご紹介
■資格
日本脳神経外科学会 専門医・指導医
日本脳神経外科学会 評議員
日本脳卒中学会 専門医
日本頭痛学会 専門医
認定スポーツドクター
認知症サポート医
-
経歴
- 東京医科大学 卒業
- 東京医科大学脳神経外科教室 入局
- 学位(医学博士)取得
- 日本脳神経外科学会 専門医 取得
- 厚生中央病院 脳神経外科 医長
- 厚生中央病院 脳神経外科 副部長
- 厚生中央病院 脳神経外科 部長 救急委員長
- 東京医科大学 脳神経外科 派遣講師
- 厚生中央病院 院長補佐
- 人見クリニック 院長
-
所属学会
- 日本脳神経外科学会
- 日本脳卒中学会
- 日本頭痛学会
院内風景
医院概要
所在地 | 〒168-0072 東京都杉並区高井戸東3-16-25 |
---|---|
電話番号 | 03-5730-2166 |
最寄り駅 | 浜田山駅より徒歩8分/高井戸駅より徒歩10分 |
駐車場 | 有(3台) |
診療時間 | 09:00~12:30/15:00~18:00 ※土曜日は 09:00~12:30 休診日:火曜・日曜・祝日 |
診療科目 | 内科/循環器内科/小児科/脳神経外科/外科 |
ホームページ | https://www.hitomiclinic.com/ |