糖尿病の典型的な症状に関する認知度【意識調査アンケート集計結果 Vol.2】
- 糖尿病の意識調査
糖尿病は、新型コロナウイルスに感染すると重症化のリスクとなる基礎疾患の一つとして挙げられています。糖尿病を予防するためには、糖尿病になる前の早い段階で生活習慣を改善していくことが重要です。
当サイト「Diamell」では、【糖尿病に関する意識調査アンケート】を実施し、「糖尿病の典型的な症状」についての国民の認知度について調査いたしました。
調査概要
調査名 | 「糖尿病に関する意識調査」アンケート |
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調査主体 | 株式会社ゼロメディカル |
調査対象 | 日本国内全域の男女 |
調査期間 | 2021年7月1日~2021年7月31日 |
調査方法 | 当サイト内、専用アンケートフォームからの回答によるインターネット調査 |
有効サンプル数 | 1,943名 |
調査項目
Q:糖尿病の典型的な症状のひとつとして、「のどが渇く、水を多く飲む」ことをご存じですか?
集計結果から全体の約73%が、糖尿病の症状として「のどが渇く、水を多く飲む」ことを認識しているようです。また、年代が上がるごとに緩やかに認知度が上がっていることが分かります。
30代以降の男性の認知が女性に比べて低い傾向にあるため、特に30代・40代の男性に症状の認知を広めていくことが、将来、糖尿病を早期発見するためには必要であるものと思われます。
【全回答データ】
Q:糖尿病の典型的な症状のひとつとして、「尿の量が増える、夜間頻尿になる」ことをご存じですか?
集計結果から、糖尿病の症状として「尿の量が増える、夜間頻尿になる」ことを認識しているのは全体の約44%にとどまり、「のどが渇く、水を多く飲む」症状の認知と比較すると、大きく劣ることが分かります。
症状を認識しているのは、20代男性を除いて全ての年代・性別で半数を下回っており、糖尿病の症状として尿との関係を今以上に啓蒙していく必要があるものと思われます。
【全回答データ】
Q:糖尿病の典型的な症状のひとつとして、「体がだるく、疲れやすくなる」ことをご存じですか??
集計結果から全体の約58%が、糖尿病の症状として「体がだるく、疲れやすくなる」ことを認識しているようです。40代以降にフォーカスすると、女性よりも男性の方が認知が高いことが特徴として挙げられます。
体のだるさ、疲れやすさは本人以外の第三者には分かりづらいことが要因にあることが推察されます。
30代男性の認知度と、40代女性の認知度を上げていくことが、糖尿病を早期発見するためには必要であるものと思われます。
【全回答データ】
Q:糖尿病は、初期の段階では症状が表れないをご存じですか?
集計結果から全体の約64%が、「糖尿病は、初期の段階では症状が表れない」ことを認識しているようです。30代以降は年代が上がるごとに認知が高くなる傾向にあることが分かります。
性別による認知の差異は、30代・40代で女性の方が認知が高く、50代以降は性別による差異が小さくなっています。
糖尿病を早期発見するための今後の課題として、30代・40代の男性の認知を上げること、若年層である20代の認知を全体的に上げていくことが必要であるものと思われます。
【全回答データ】
調査まとめ
糖尿病の典型的な症状に関する認知は、年代が上がるに伴って上昇する傾向が見られます。年齢を重ねることでより糖尿病を意識し始め、身近な疾患であることを認識していくという背景が推察されます。
将来的な糖尿病の予防を広めていくためには、より若年層に糖尿病の症状やそのリスクを啓蒙し、早い段階から糖尿病の存在の意識づけと生活習慣の重要性を啓蒙していく必要があります。
当サイト「Diamell」では、国民が糖尿病のリスクを認識して、糖尿病対策を立てられるよう、引き続き、情報発信に尽力してまいります。