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当院の治療方針としては、「患者さんの生活や希望に合わせた治療を提案し、治療法や病態に関して身近でわかりやすい説明」を心がけております。糖尿病歴や治療歴により、病態への理解に差が出るのは当然のことです。そのため、誰もが理解できる説明を心がけており、気軽に質問できる雰囲気を大切にしております。

糖尿病は全身に疾患を引き起こす可能性があるので、血糖値の改善の他にも、糖尿病合併症の検査とそれに対する治療を行い、通院中の患者さんが他の疾患(例えばコロナウイルス感染症等)に罹患した際にも困らないように、検査・診断を自院でおこなえるように努めております。

急性期疾患等については、近隣の総合病院や大学病院と密な連携を心がけております。通院している患者さんが、このクリニックで糖尿病治療をしてよかったと思い、無事に楽しく人生を送ってもらえるよう、スタッフ一同診療にあたっております。

診療スタイルとしては、先代院長の大橋名誉院長が、長年続けている血糖値の変動をグラフ化して(我々は見える化と言っています)、患者さんに自分の血糖変動を確認いただき、自分の糖尿病の状態に気づき行動につなげてもらうことを理想としております。また、糖尿病外来診療においては、大学病院や総合病院と同じような最先端の診療ができるよう、スタッフ一同日々研鑽を積んでおります。

糖尿病合併症(網膜症、腎症、神経障害)は他のクリニックでも管理しますが、当院では糖尿病治療は生涯継続することが多いため、身体面の不調の他に心理的なケアも大事であると考えています。

当院では、診察の前に看護師が問診・採血採尿をして顔を見ながらお話しを伺うため、医師には言えなくて看護師には言いやすいことも含め、しっかりと患者さんの考えを聴くことができます。

健康診断や人間ドックの普及により採血する機会も増えてきております。しかし、高血糖を指摘されても、なかなか病院受診できない方もおり、数年経って受診した際に、糖尿病の悪化や合併症が併発している患者さんも一定数おられます。

当院では、スタッフ一同患者さんが話しやすい雰囲気を心がけております。少しでも体の変調や病気への疑問があれば、気軽にご相談ください。