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当院の治療方針として、生活指導から少しずつ治療の軌道に乗せられる様な治療方法を提案しております。

糖尿病は慢性疾患で、薬の使用療法を正しく守らず、飲み忘れたり飲み間違えたりといった楽天的な感覚に陥りやすい病気です。

何とかなるだろうと考えていると、合併症の危険性を説明しても、理解して頂くまでが非常に難しくなります。

そのため、患者様の出来ることから少しずつ提案することをモットーとしております。

無理のない範囲で少しずつ治療に対する取り組みの成功体験を続けてもらうことを意識しています。それが、患者様の継続のモチベーションとなるためです。

初めから無理に治療を強要してしまうと、途中で辞めてしまいます。さらにそこから長く放っておくと症状が悪くなってしまいます。そのため、投薬や生活指導は早めに行いたいですが、難しい面もあるのが糖尿病治療です。

まずは患者様の意識付けをして、いかにモチベーションを上げて保てるかという部分に注力しながら、患者様と接しております。

一番大切なことは、「糖尿病を予防する」ということです。中には生まれつき糖尿病になりやすい方もいらっしゃいます。

ずっと放置して症状を悪化させないためにも、毎年健康診断を受けて頂いて、もし異常が見つかったときは、近くの病院で早めに検査を受けてもらうことが大切です。

■資格
医学博士
日本麻酔科学会 専門医